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強迫性障害の症状

更新日:2021年4月4日

強迫性障害の症状は、強迫思考(強迫観念)と強迫行為に分かれます。


強迫思考とは、繰り返しやってくる不合理な考えやイメージ、不安、恐怖などです。頭の中に考えが勝手にわいてくるので、侵入的と表現します。例えば、綺麗なテーブルを見ても、何か不潔なものや雑菌がついているのではないかと思ったり、家を出る時に何か忘れ物をしたのではないかと思ったり。自分でも変だなと思っていても、頭から離れず、繰り返し考えてしまいます。


強迫思考には色々なものがあります。汚れているのではないか(不潔恐怖)、自分に何か変なものがついているのではないか、知らないうちに誰かに危害を加えたのではないか(加害恐怖)、鍵を閉め忘れたんじゃないか、などが代表的です。その他には、物の位置が少しずれたのではないかと何度も気になったり、左右対称に置かないと気が済まず、何度も位置が気になったりする強迫思考もあります。また、性的なイメージや考えが繰り返し浮かんでくる場合もあります。


強迫行為とは、行動面の症状で、何度も同じ行為を繰り返す症状です。典型的な強迫行為は、何度も手を洗う(手洗い強迫)、何度も確認する(確認強迫)などです。何回手を洗っても手が不潔な気がするとか、何回確認しても忘れていることがある気がするという強迫思考が背景にあり、このために同じ行動を繰り返します。他には、何度も数えたり、メモしたり、間違えたのではと思って書き直したりするなどの強迫行為があります。


こうした強迫性障害の症状は、日常生活や仕事などに弊害をもたらします。手洗いや戸締まり確認に時間をとられたり、そのせいで約束の時間に遅刻してしまったりなどの問題が出ます。逆に、多少の強迫的な症状があっても、日常生活に問題がないレベルであれば強迫性障害とは言いません。これは大体の精神疾患の基準と同じなのですが、日常生活や仕事などに弊害が出るレベルに達した時に、心の病気と診断するのです。


また、強迫性障害であり、さらにうつ病や不安障害などの精神症状を合併することもあります。また、統合失調症の人に強迫性障害の症状が現れることも珍しくありません。この場合、合併する他の精神疾患も合わせて診断し、治療について考えなければなりません。


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